kugiri.gif
January 08, 2005

icon01.gif 夢、再始動

昨年、高校時代仲の良かった友人と3人で忘年会をしたときの話。
昔話に花が咲き、過去の自分、今の自分とを比べた時、
「あの頃ほどの情熱はないよね・・・」
遠い目をしてそれぞれが懐かしんだ。

当時、わたしたちは同人誌サークルをやっていて、友人Hはストーリー担当、私は作画担当でオリジナルマンガを完成させたことがあった。
宇宙を舞台に星達を人物化したお話で全3部作。A5版の原稿用紙にして、トータルで200ページ近いボリュームだったと思う。我ながらよく描いたものだなー。
あの頃は正直、ホントにプロの漫画家になるつもりでいたから描くことが楽しかったんだけど。
確かに今それをやろうと思っても、ちょっと実現出来ないことだなぁ。
そのことを話しているうち、Hが言った。
「実は、消化不良のままお蔵入りした話があるんだけどさ・・・」

空想好きで、ロマンチストのHは、中学くらいの頃からオリジナルのストーリーを考えては書きためていたらしい。その話を聞いた時、ちょっと心惹かれるものがあった。
「私、描いてもいいよ」
と、思わず言ってしまった。無責任発言。けど、ホントに描いてもいいな、と思ったし、また昔みたいにマンガを描きたいとも思ってる。
「あの頃ほどの勢いはないにしても、なんとかカタチにしたいね」
そう話し合って、忘年会は締めくくったのだが、今年に入ってHからメールをもらい、
「あの計画実行しようね。いくつか考えたストーリー持っていくから」
という具体的な話が!

そういうわけで昨日、少し飲みながらそのストーリーについて聞かせてもらった。
この人の頭の中どうなってんだろう!
次から次へ、飛び出したストーリーは3本で、どれも肉付け次第では面白い作品になりそうだ。
想像力がどんどんふくらんでいって、すごい!カタチにしたい!と思った。
どの話も学生時代に考えたもので自分では収拾がつかなくなってしまったという。
「私だけの力では出来ないから、一緒に考えてさー、合作ってカタチで発表しよう!」
気がついたら朝の4時迄話し込んでた(笑)
もう寝る時間もない!

彼女から具体的なプロットが上がってきたら、
まず始めにwebで連載というカタチをとりたいです。
過去の夢を掘り起こすという、大変な作業になると思うけど。
きっとあの頃には描けなかった世界が描けると思う。
今からなんだかワクワクする。